放射線技師になる方法と業務内容とは?

放射線技師になる為には、高校を卒業して、医療技術系学部がある大学、放射線技術科がある三年制の短大、三年制以上の放射線技師養成所のいずれかを卒業して診療放射線技師国家試験に合格する必要があります。
難易度は看護師とほぼ同等の水準です。
国家資格では画像工学、基礎医学大要、放射化学等の問題が出題されます。
合格率は70%~85%を推移しており、比較的、高い傾向があります。
また、放射線技師は、医療行為や検査の為にX線を使用する医療機関では必須の存在なので、就労先を見つける事に困ることはほぼありません。
業務内容は主にX線検査(レントゲン等)、CT検査、MRI検査などがありますが、レントゲンでは問題の患部を鮮明に撮影して、医師に正確な診断をしてもらう為に、患者への姿勢の指導などが必要になります。
一方、CTやMRIの場合は、患者は筒状の検査装置に入ることになるので、しっかりと検査が必要な理由を説明したり、軽い雑談などをして患者の不安を和らげたりするコミュニケーション能力が必要になります。
さらに、悪性腫瘍をはじめとする内蔵疾患を探し出すエコー検査(超音波検査)も診療放射線技師の仕事の一つです。
患者と会話をしつつ、どの部分が痛いのか、または違和感などがあるのか、という情報を得ながら検査を進めましょう。
注意点としては、基本的にどの検査行為も医師の指示が必要になるので、撮影する患部などが不明瞭な場合は、担当医師にしっかりと確認することが重要です。